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 「 欠 陥 住 宅 」 Realize support system


 *なぜ、欠陥住宅が出来てしまうのでしょう?

    ☆ 「欠陥住宅」が出来てしまう原因

     1.住宅を建築した土地が原因の場合
     2.正確な設計図が揃っていないことが原因の場合
     3.施工方法のミスが原因の場合

    ☆ 住宅業界の構造的問題

    ☆ どうしたら『手抜き工事』や『欠陥住宅』を防げるのでしょうか



   欠陥住宅発生の原因は、大きくは3つあります。

    1.住宅を建築した土地が原因の場合

      これは、不等沈下を起こしやすい軟弱地盤に家を建築したことに起因します。
      住宅を建築した土地が、宅地造成する以前は、沼だったとか、湿原だったとか、水田だった場合。
      また、丘陵地を切り崩して雛壇造成した宅地の場合で、地山と切り土の地耐力均衡が取れていない場合が挙げられます。
      いずれのケースでも、地盤調査を行い、地耐力に見合った地盤改良と基礎仕様の選択をすれば問題は少ないわけですが、きちんと
      した設計段階での検討と対応が取られていない場合は、重大な「欠陥」に発展する危険性が高くなります。


    2.正確な設計図面が揃っていないことが原因の場合

      住宅の建築設計は、レベルの高い一級建築士がすべて行っていると思はれるかも知れませんが、実は違います。
      家を建てる許可を受けるために役所へ提出する、「建築確認申請書」だけを設計士に依頼して、実際の実行図面は、他の業者が担
      当する部位ごとに作図するようなケース。
      或いは、きちんとした実行図面もないままで、建築してしまう場合すらあるのです。
      これでは設計上のミスが起こる危険が残ります。しっかりした設計士が製作した、必要十分な図面が揃っていることが重要です。


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    3.施工方法のミスが原因の場合

      これが最も多いかもしれません。
      未熟な職人が施工して、犯したミスに気づかない、或いは気づいたとしても、手直しする技術がないために、そのままにしてしまうケース。
      施工作業が面倒なために、設計図に示された方法を省略して、「手抜き工事」をしてしまうケース。
      単価を落とすために、規格の違う材料で施工してしまうケース。
      時間を節約するために、必要な養生期間を取らずに仕上げてしまうケース。

      それらを防止するために、建築現場を監理する、住宅メーカーの建築設計士がいるのではないか、と思われるかもしれません。
      もちろん、いるのです。しかし、時間がなくて、彼らはあまり建築現場を視ることが出来ないのです。
      通常、住宅メーカーの施工工事管理者が受け持っている現場の数は、10箇所前後。多い場合は20箇所以上というケースも
      実際にはあります。
      そうなると、現実的には、工程ごとの材料手配や追加変更工事の打ち合わせ、あるいは提出資料の製作などに追われて、現場
      に脚を運んで監理する時間がないのです。

      では、いったい誰が現実の建築現場を監理しているのでしょうか?
      住宅メーカーは、自前の社員で建築工事を行ってはいません。下請けの工務店などに、建築工事を請け負わせています。
      その下請け工務店の、現場管理者が、実際の建築現場の監理をしているのです。
      つまり、下請けの施工業者の管理者が、自分の請け負った工事の実際の監理者をかねてしまっているのです。
      ここに「重大な欠陥」が生じる素地が出来てしまっています。
      下請け工事業者が自分で自分の行う工事を管理するのです。
      これは考えてみても、とても大変なことです。想像以上の「モラルと責任感」が必要になるでしょう。

 住宅メーカー
            工事管理者
 受注契約をします
  下請け工務店
              現場監督
  実際の工事をします
   メーカーの工事管理者の下
 自分の工事を自分が評価!?  
   実際の工事管理とチェックをします  
 形だけのチェック
 施工ミスの見逃し
 「手抜き工事」「欠陥住宅」
     発生!

      ならば、工場で大半を組み込んでしまう、工業化住宅(いわゆるプレハブ住宅)ならいいと思うかもしれません。
      ですが、基礎工事は工場では出来ません。現地でユニットを組み立てる作業も、内装の仕上げ工事なども残っています。
      現場での作業が残っている限り、ミスを完全になくすことは難しいでしょう。
      住宅建築が、職人などの手作業で行われるシステムを変えることは出来ないわけですから、人的ミスも常に起こりうるはずです。
      なのに、施工作業の評価、チェック工程はないに等しい現実が残っているのです。

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 □ 住宅業界の構造的問題

      住宅建築は大手ゼネコン組織と同じように、ピラミッド構造になっています。

     受注者である「住宅メーカー」 → 「下請け施工工務店」 → 「孫受け工事業者」 → 実際の工事をする「曾孫受け職人」      

     家を注文するお客様は、住宅メーカーなどと契約をします。  
     ですが、注文した家を実際に建てるのは、お客様が契約した住宅メーカーではありません。
     住宅メーカーと業務契約をしている、地元の工務店が工事を請け負うのです。
     しかし、その工務店が工事を全部行うのかというと、これまた違うのです。
     基礎工事、木工事、屋根工事、電気設備工事、給排水工事などなど、それぞれの工程ごとに、工務店のまた下請け業者がいるのです。
     さて、ここまで来て、お客様の家を工事する人にようやく行き当たったかと思うと、まだそうではありません。
     実は、この孫受け工事業者が、正社員を抱えていることは少ないのです。
     一人親方という職人や、独立した個人事業主である曾孫受け業者たちを集めて、成立していることのほうが多いのです。
     こうした重層的ピラミッド構造のなかで、あなたの住宅は作られていくのです。

     あなたは担当の営業マンさんが気に入って、契約したのかもしれません。住宅メーカーの建築士さんが信頼できる人だから、安心して
     いるのかも知れません。ですが、あなたの家を実際に工事する職人さんは、こんなにもあなたから遠いところにいるのです。
     請け負う中間業者が多ければ、その間にマージンが落ちていくのは世の常です。
     不本意な金額で工事を請け負わされ、気が向かない嫌な仕事だと思って、あなたの家の作業をしているかもしれません。
     人間だから、気分に左右されることは仕方のないことです。
     ですが、そうした心の緩みから工事のミスが生まれやすいのです。
     しかも、施工結果の「評価」や「確認」と「チェック」が、確実に行われていなかったらどうでしょう。結局そのミスは発見されずに放置され、
     結果として 『欠陥住宅』 が出来上がってしまうのです。


 □ どうしたら 『手抜き工事』 や 『欠陥住宅』 を防げるのでしょうか

     人間はミスを犯す生き物です。これを否定する人はまずいないでしょう。
     ですから、作業には「確認」と「チェック」、そして「評価」するという行為が欠かせないのです。
     けれども、残念なことに、今まで見てきたとおり、住宅業界にはまだそのシステムが確立できていません。
     では、どうすればいいのでしょうか。 大切な『マイホーム』を、誰でも守りたいと思っているはずです。

     方法はひとつあります。
     発注者であるあなたのサイドに立って、あなたのマイホームの建築工事を、「確認」し、「チェック」し、「評価」してくれる、
     「建築士」 または 「住宅建築工事の確認検査機関」 を探して、監理を依頼することです。
     「住宅品格法」・「住宅性能表示制度」が出来たとしても、まだ安心は出来ません。
     『欠陥住宅』が出来あがらない前に、間違いや手抜きを発見して、確実に直させることが大切です。
     このことが一番重要です。
     誰に遠慮することがあるでしょう。あなたのマイホームは、あなたのものです。
     そして、あなたが守ろうとしなければ、誰も守ってはくれないのです。
     勇気を出して、この現実に立ち向かってください。そして、それ以外に、『欠陥住宅』を完全に回避する道はないのです。


     多くの心ある建築業者さんと同じ様に
     安全で快適な、契約したとおりのマイホームが完成することを、わたしたちは心から願ってやみません。



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